窓の外を観ると、街中にあるホテルとはとても思えない景観が広がる。

街の雑踏を抜けて来たはずだが、深い森の中に雑踏が消えてしまったようだ。
ホテルの前庭を見ても、目に飛び込んでくるのは緑、緑、そしてまた緑。
朝食レストランに降りてみると、食材は田舎にしては結構揃っている。
この街で今まで宿泊したことのある幾つかのホテルに較べ、料理はかなり充実している。
温かい料理のコーナーもひとつひとつ保温パンの中を見て歩く。
そしながら、今朝の朝食の組み立てを考える。
料理や食材が並ぶ三つの長い列を見て歩き、今朝何を食べるかを決める。
飲物、コールド・プレート、ホット・プレート、デザートの組み合わせをイメージし、食べ過ぎにならないようそこから候補を削っていく。
こう書くと大変な作業のようだが、大した選択をしている訳ではない。
結局この奥にあるオープン・キッチンでオムレツを焼いてもらうことにした。
最初の皿は、フレンチ・トースト、ベイクド・トマト、焼き野菜。
生野菜は食べることができないので、焼き野菜をしっかりと食べておくことにする。
ヴォリュームが半端ではない。
これは朝からカロリー過多になってしまいそうだ。
飲物は、ウォーターメロン・ジュースと、何か分からない
ジュース。
やはり中身の分からないものは口に入れるべきでないと反省。
さて、インドのジャルカンド州の田舎町での一日の始まりです。