コルカタから汽車に乗ること4時間あまり。
ジャルカンド州の田舎町に着いた。
迎えの車に乗り、ホテル、『ジ・アルコル』にチェックイン。
この町では別のホテルに泊まっていたが、新しくできたここに泊まってみようということになったのだ。
正面玄関を入ると、フロント・フロアーは広く、今までのインドのホテルとは設計思想が異なることがわかる。
部屋の広さも充分だし、荷物置き場が広いのも嬉しい。
新しいホテルだけあって、ベッドも清潔で硬さも良いようだ。
これなら安眠できる。
TVの液晶画面はホテルの物としては普通に大きいが、部屋が広いのでベッドからは随分遠く感じる。
壁際に調度品が置かれていないので、余計に広く感じるのだろう。
窓側から部屋を見る。
窓からベッドまで充分な距離が置かれているので、窓からの暖気や騒音に悩まされることも無い。
ここまでは合格点。
このホテルもバスタブは無いが、シャワー・ルームは広く、水量も温度も充分に機能を果たしている。
新しいホテルに満足したところで、昼食をとりに街に出る。
今日は中華。
街一番の中華料理屋、『ホンコン』に席を取る。
世界中どこでも中華料理屋の料理人は中国人だが、ここではインド人が中華料理を作っている。
そして驚くことに、それが美味いのだ。
客家麺を人数分頼んでしまったので、麺だけでお腹いっぱい。
そこに、フライド・ライスが届く。
みんな絶句のヴォリューム。
いっぱいになったお腹を抱えて店を出ると、牛がごみを漁っていた。
郊外では草を食んでいるが、街中ではごみを漁る牛が多い。
神様の使いとして大切にされているが、それでも街中で自活するのは大変なのだろう。
インドの田舎町の新しいホテルと、中華のランチのご紹介でした。