コルカタの名門倶楽部、『トリイ・ガンジー』で友人たちと過ごす楽しい夜の続き。
倶楽部ラウンジを抜け、レストランに向かう。
コルカタは、いやカルカッタは、英国統治時代の首都だった。
それだけに古い倶楽部には英国調の素晴らしい建物と調度品が残っている。
レストランの雰囲気は、意外と庶民的。
何と言っても嬉しいのは、メンバー料金は安く、ホテルで食事をするのに比べると実にリーズナブルなのだ。
一説によるとインドにはワイナリーが600もあり、その大部分がムンバイの北方約150kmにあるナシクに位置しているのだそうだ。
まずは、フォー・シーズンズのシュナン・ブラン、クラシックスを注文。
シュナン・ブランは比較的温暖な地域でも栽培できるので、インドやタイでは中心的な白ぶどう品種である。
以前のインド・ワインは味わいが鈍重で切れが無く、還元臭が強く、とても飲めたものではないものが多かった。
歴史の古いワイナリーもあるが、やはり時代の革新児となったのはスラである。
スラの出現以降、素晴らしいワイン造りを行うワイナリーが幾つも出来ている。
今回の旅でも、インドの新しいワインを何本か買って帰るつもりだ。
料理は伝統的なインド料理が主体であるが、味が洗練されていて美味い。
まずは、チキン料理を二種注文。
これならワインに合わせても美味しく食べることができる。
インドでは牛肉を食べることはできないし、モスリムも多いので豚肉もほとんどない。
でもチキンとマトンが美味いので、全く問題は無い。
椎茸の挟み焼のような感じ。
好評なので追加でもう一皿注文。
二本目の白ワインは、ターニング・ポイント、シュナン・ブラン。
これは初めて飲むワイン。
アルミのホボトルに入っているのも珍しい。
最近は本当に色々なワイナリーが出来たものだ。
ボトルの裏側を見ると、M/S YORK WINERYの製品だと書かれている。
場所は、やはりナシク。
インドのワインからは本当に目が離せない。
中国にもワイナリーは幾つかあるが、品質はインドの方がはるかに上である。
でも、価格がどんどん高くなっているのは困りものである。
コルカタの名門倶楽部、『トリイ・ガンジー』で友人たちと過ごす楽しい夜の続きは、また明日。