コルカタでの夜は、こちらに住む友人たちと倶楽部で会食することにした。
前回コルカタに来たときは『ロイヤル・カルカッタ・ゴルフ・クラブ』で食事をしたので、今夜は『トリイ・ガンジー・ゴルフ・クラブ』を選んだ。
と言っても、私がメンバー・シップを持っている訳ではない。
友人たちがメンバーなので、ここのレストランを使うことができるのだ。
レストランの開店は午後7時。
少し早く着いたので、クラブ・ハウスやスターティング・ティー付近を散策する。
『トリイ・ガンジー』の創立は、世界で二番目に古い『ロイヤル・カルカッタ』に較べれば新しいとはいえ、充分に古い名門倶楽部である。
立ち並ぶ建物は古色蒼然とし、鬱蒼とした木々が生い茂る。
この門を入ったところに、倶楽部ラウンジ、バー、レストランがある。
この門の前はパター練習場になっており、私も何度もここでパターの調子を合わせ、グリーンのスピードをチェックしてからティー・グラウンドに向かったものだ。
さて、開店時間になったので、ラウンジ内に入るとしよう。
背の高い木製のドアを抜け、館内に入る。
この写真は実は、通り抜けたあとに内側から撮影したもの。
ドアの手前左側にバーがあり、手前右側にレストランがある。
すぐにレストランには入らず、まずはバーで1杯飲むことにする。
既に日が暮れゴルファー達も家路についているが、何人かのメンバー達が楽しげにジョッキ片手に会話をしている。
隅っこでは、かなりお年を召した方がスコッチをちびりちびりと飲みながら、新聞を読んでいる。
食事前の1杯は、良く冷えたキングフイッシャー、プレミアム。
毎日のように登場しているが、喉越しの良いラガー・ビアーである。
ユナイテッド・ブリュワリーズの製品で、インド国内では36%のシェアーを持っている。
一流のレストランやクラブではビールと言えばキングフィッシャーが出されるので、外国人の私たちにとってはシェアー80~90%のイメージである。
他のビールと言えば、バドワイザーやカールスバーグ、フォスターズになるので、インド国内で製造しているとはいえ、あまり飲む気がしないのも事実なのだ。
涼しいバーの中で、冷えたビールをジョッキでぐっと飲むと、火照っていた身体も癒される。
そうこうする内に友人達も到着した。
さて、それではレストランに向かうとしよう。
この続きは、また明日。