オーストラリア大使館で開催された秋のガーデン・パーティに彼女と共に出席した。
厳しいセキュリティ・チェックのあと、前庭を抜け大使館の中に進む。
今夜はガーデン・パーティなので、館内を抜け、広大な庭に出る。
大きな樹々に囲まれた芝生の美しい庭には、いくつものブースが設けられている。
庭に入る前に、飲物を受け取る。
赤ワイン、白ワインもあるが、オーストラリアでシャンドンが造るスパークリングのグラスを二つもらい、一つを彼女に手渡す。
グラスを写したつもりだったが、どうやら焦点は背景の人たちに合っている。
まだ会は始まったばかりなので、人数は少ない。
出席者が増える前に、ブースを見て歩くのがガーデンパーティのこつ。
参加者は、日本人が半分、オーストラリアとニュージーランド人が半分。
大きなバーベキューコンロが置かれ、肉が大量に焼かれている。
香ばしい香りが空腹を刺激する。
オーストラリアのビーフ・コーナーでは、焼きたてのオージー・ビーフを食べることが出来る。
柔らかくジューシーで美味い。
まずはウルフ・ブラスのゴールド・ラベル。
最初はカベルネを、続いてシラーズを飲む。
いずれもヴィンテージは2012年。
ニュージーランドのコーナーでは、ラム・チョップが出されている。
焼きたての最高品質のラムは、やはり美味い。
担当しているのは、何とニュージーランド・ラムの名店、WAKANUI(ワカヌイ)だ。
ラムに合わせ、別の赤を試してみる。
ザ・ヘドニスト、カベルネ・ソーヴィニヨン、マクラーレン・ヴェイル、2011年。
バイオダイナミック農法を採用しているワイナリーである。
樽が効いていて、とても重厚で美味い。
参加者はグラス片手に庭からホールに移動する。
ホールにも料理のテーブルが置かれ、美味しそうな肉やサラダが並んでいる。
向こうに見える銀髪の紳士は、ニュージーランド大使。
スピーチのあとで、ご挨拶することにしよう。
乾杯用にシャンドンが配られたので、お代わりをして食事を楽しむ。
生ハム、海老とアスパラガスのソテー、ビーフ・ステーキ、ラム・チョップ、ビーフたっぷりのハンバーガー。
オーストラリアとニュージーランドの食材満載の料理は最高に美味い。
でも、もうお腹いっぱい。
手にはたっぷりのラムとビーフのお皿。
彼女が赤を飲みたいと言うので、ハーディーズのウイリアム・ハーディー、シラーズ、2012年をグラスに満たす。
これは美味い。
私達も友人達と挨拶を交わし、初対面の人達とお互いを紹介し合う。
オーストラリアの人達も、ニュージーランドの人達も気さくで話しやすく、会話も楽しい。
おや、今年はコーヒーのコーナーも出ている。
やはり食後はコーヒーを飲みたくなる。
彼女のために淹れたてのコーヒーを造ってもらう。
今年も楽しい、彼女と過ごすオーストラリア大使館の秋のガーデンパーティでした。