今夜のお家ワイン、スーラ・モザイク、インド | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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今夜は、インドで購入してきたワインを抜栓した。


昨年末のインド旅行で購入してきたワインは8本。


今夜飲むことにしたのは、その内で最も日常ワインの、スラのモザイク。


スラ・ヴィンヤーズは、インド西海岸のムンバイ(旧、ボンベイ)の北方、約180kmのナシクにある、今ではインドを代表するワイナリー。


ナシクは標高が610mあり、海風が当り気温の寒暖差が大きく、ぶどう栽培に適している。


そのため、インドのワイナリーの大部分がナシクに集中している。


スタンフォードを卒業し、シリコン・ヴァレーでファイナンシャル・マネジャーとして活躍していたラジーブ・サマントがインドに戻り、スラを設立したのは1997年のこと。


その新しいワイナリーが品質の高さから欧米で評価され、急成長を遂げたのだ。


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コルカタで購入したので、西ベンガル州限定販売と書かれている。


インドでは州毎に税金や免許が異なるので、酒類の販売も州単位なのだ。


緑のマークは、ベジタリアン・フードであることを示している。


これが赤だとノン・ベジの印なのだが、日の丸にも見えるので、知らない人から「何故日の丸が付いているのか」と聞かれたことがある。


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エチケットの横側には、ワインの説明が書かれている。


グルナッシュとシラーが使われているそうだ。


インドではフランス何部の品種が中心に栽培されている。


赤はシラー、グルナッシュ、そしてカリフォルニアのジンファンデルが中心で、白はシュナン・ブランが多い。






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モザイクはノン・ヴィンテージの一番エコノミーなシリーズで、白と赤がある。


色合いはかなり濃い。


香りには南国特有の青臭さがある。


これが上級クラスのシラーになると香りも良くなり、最高級のディンドリ・レゼルヴになると熟成感が増し、ボディも強くなる。


このクラスは、少し冷やし目にして飲んだ方が美味い。



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料理は簡単に済ませることに。


冷蔵庫にある野菜やキノコ類を総動員し、焼肉用に買っておいた牛の生カルビと合わせて炒める。


味付けは海塩と鶏ガラ香味料だけ。


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食後もワインが残っていたので、インドで買ってきたポテトチップスを食べることにした。


普段はこんなジャンキーな食べ方はしないのだが、今夜はちょっと自分を甘やかすことに。


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ひとつはサワー味、もうひとつはクリーム&オニオン。


どちらも10枚程度しか入っていない小袋。


インド製といっても、特に変わった味がする訳ではない。


でも、インドのワインにインドのポテトチップスを合わせて日本で食べるのも面白いものだ。


今夜も楽しいお家ワインでした。