彼女と過ごす、バンコクのタイ料理の名店、『バーン・カニター』での楽しい夜の続き。
二本目のワインも同じ造り手の赤を選ぶ。
オーストラリアのミルトン・パーク、シラーズ、サウス・オーストラリア、2012年。
南オーストラリア州バロッサのソーン・クラークが造るワインである。
タイ料理の店ではワインを置いているところは少ないが、さすが『バーン・カニター』、良いワインを置いている。
シラーズらしく、色合いは暗赤色。
濃い果実香、完熟プラムやブラック・ベリーの香りを持つ。
ボディはそれほど強くないが、円やかなタンニンとほのかな樽香が気持ち良い。
お店の人がグラスに注いでくれたが、グラスの上部まで並々と注いだのには驚いた。
注意しようかとも思ったが、にこっと笑う笑顔が可愛かったので、何も言わないことにする。
このホタテ、ぷりぷりでとても美味い。
タイでホタテを食べたのは初めてだが、輸入食材なのでとても高価。
今夜は、海老、ホタテ、そして蟹と、シーフード尽くしになった。
タイ米二種が皿に盛られ、カレーをまぶして食べると美味い。
実は私も白と茶色のタイ米を買って帰り、家でもカレーにはタイ米を合わせている。
もうお腹がいっぱいになったと思ったら、彼女が他のテーブルを見て、「ねぇ、あの炒飯美味しそう」と言うではないか。
メニューをもらって見ると、大、中、小と三種類の大きさがある。
迷わず小を注文。
食べてみると、本当に美味い。
「これは美味しいね」と私。
「でも、もうお腹いっぱい」と彼女。
そんな、彼女はまだスプーン三杯ほどしか食べていないのに・・・。
結局私が必死の思いで食べることになる。
食べ過ぎ飲み過ぎでしたが、美味しく楽しい、彼女と過ごすバンコクの夜でした。