深夜便で飛び立つが、空港への移動の便を考えると、どうしても搭乗まで長時間を空港で過ごすことになる。
夜に開店し、深夜便を待つ搭乗客に、美味い料理を提供してくれるのだ。
特に今夜は彼女も一緒なので、このサービスはありがたい。
テーブルに着くと、シャンパーニュで乾杯。
テタンジェは、彼女が好きなメゾン。
黒ぶどうの割合が多い方が好きなようで、このテタンジェは、ピノ・ノワールとピノ・ムニエが合わせて60%、シャルドネが40%なのだ。
瓶詰後の熟成期間も36か月と長く、それだけ味わいにコクがある。
シャンパーニュのお供は、ローストビーフ、シェーブルやリコッタのチーズ類、そしてオリーブ。
最初は夜行便は疲れると文句を言っていたが、これだけワインのお供が揃えば、彼女も機嫌が良い。
好きなシャンパーニュに好きなチーズ。
今夜は彼女も飲むピッチが速いようだ。
考えてみれば、飲んだ後に帰る必要が無く、機内で熟睡すれば良いのだ。
そう思えば、何の心配も無く飲むことができる。
私もついつい、グラスを重ねてしまう。
リーフレタス、チェリートマト、海藻、フンギ、そしてポテトにショートパスタ。
どれも美味い。
テタンジェの次は、シャブリ。
シモネ・フェブルのシャブリ、2012年。
シモネ・フェブルは1840年創業の老舗。
シャブリとクレマンの両方の造り手として有名。
2003年以降は、ルイ・ラトゥールの傘下に入っている。
ミネラル感がしっかりあり、酸味との調和が素晴らしいシャブリである。
あ、窓際にパソコンを開いたまま置いてきてしまった。
窓の外には、夜の羽田空港が明るく輝く。
深夜便で飛び立つ前の、ANAスイートラウンジでの楽しい夜の続きは、また明日。





