白金台にオープンしたワインバー、『カノン』での素敵な夜の続き。
昨日も書いたが、ここは白金高輪のフレンチの名店、『オレキス』の春藤さんと、シンガーソングライターでシニアソムリエの野田幹子さんのコラボ店。
野田幹子さんのファンであり、春藤さんとも知己の私としては、直ぐに開店のお祝いに、彼女を伴って駆けつけることにしたのだ。
それはそれで嬉しいことなのだが、二人の話が尽きないため話に割り込むのが大変。
二本目は、テタンジェ。
1734年創業で、今も家族経営を守る大手シャンパーニュ・メゾンである。
何故か最近テタンジェを飲むことが多い。
ANAのスイートランジのワインも今はテタンジェなので、そうなのかもしれない。
それに、彼女もテタンジェは好きなのだ。
背景の照明が写っているので色合いがピンクがかって見えるが、本物は淡い黄金色。
勢いのよい細かな泡立ちもフロスト越しにかろうじて見えている。
美しい女性二人に囲まれて、シャンパーニュを味わうのは良いものだ。
話しは弾み、この空間では時間が止まってしまったように感じる。
憧れの野田さんと、こうして間近に話しているのが不思議であり、それでいてごく自然。
三本目は、クリュッグ。
言わずと知れた、シャンパーニュの帝王。
1843年の創業以来、6代にわたって伝統の製法を守り続けるメゾンである。
実に15年に達するリザーヴワイン、120種類をブレンドし、年毎にぶれないクリュッグ品質を守っている。
一次発酵はオークの小樽で行い、アッサンブラージュの後に6年間の熟成を経てリリースされている。
さすがに美味い。
上質のシャンパーニュに上質の会話、時を忘れさせる上質の空間。
本当に時を忘れて長居してしまう。
彼女と共に、憧れの野田さんと過ごす、西麻布『カノン』での素敵な夜でした。