シャンパーニュのあとは、ニュージーランドで日本人醸造家が造る、ソーヴィニヨン・ブランを抜栓した。
フォリウム、ソーヴィニヨン・ブラン、リザーヴ、マールボロ、2012年。
フォリウム・ヴィンヤードは、岡田岳樹氏が2010年6月に南島のマールボロに設立したワイナリー。
岡田氏はニュージーランドでアンリ・ブルジョワが手掛けるクロ・アンリで修業後、独立している。
アンリ・ブルジョワは、ロワールで私が一番好きなソーヴィニヨン・ブランの造り手である。
フォリウムとは、ラテン語で”葉”の意味で、ぶどうの葉に敬意を表して命名したそうだ。
淡いレモン・イエローの色合い。
ふくよかな果実味をもちながら、洗練された綺麗な酸味とミネラル感を持つ。
まだ設立後二年目のリリース・ワインにしては、完成度が高い。
今後も目が離せない造り手である。
ところで、背景に写っているのは、マイセンの馬なのだそうだ。
フレンチで言えば、アミューズ。
選りすぐりの材料を用いた、五つの味わいが素晴らしい。
蓮華に取り、肉汁をちゅっと吸い込む。
あちちと言いながらも、極上の美味さに納得。
気仙沼から黒皮付きで購入し、数日間を掛けて余分なものを取り除き、美味いフカヒレを作るのだそうだ。
「美味しい。今夜は幸せ」と、彼女も嬉しそう。
淡い味付けで、海老とブロッコリーの自然な味わいを楽しむ逸品である。
茸のオイスターソース煮に仕上げられた鮑は、適度な歯ごたえを持ち、極めてジューシー。
中華でワインは本当に大丈夫なのかと言っていた彼女も、この料理とワインには感激したようだ。
嬉しそうな彼女を観ていると、幸せな想いが心に満ち溢れてくる。
素敵な夜は、まだ続きます。






