今夜のお家ワイン、テルーニョ・レゼルヴァ、スペイン | ワインは素敵な恋の道しるべ

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白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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今夜は何を飲もうか。


日常ワイン用のセラーを覗いていると、随分以前に買ったスペイン・ワインを見付けた。


初夏に行ったバルセロナで購入してきたカタルーニャ・ワインもセラーで寝ているが、その前にこのボトルを飲んでみることにする。


テルーニョ、レゼルヴァ2005年。


カスティーリャ=ラ・マンチャ州のヴァルデペーニャスのワインである。


ボトルのネックの部分には、スペイン・ワイン・コンクール、DOヴァルデペーニャス2011年金賞受賞のシールが貼られている。


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テルーニョとは、風土といった意味の単語。


フランス語のテロワールと語源が同じ。


エチケットに書かれている情報は、「テルーニョ・レゼルヴァ、2005年、DOヴァルデペーニャス、アルコール度数13%、75cl.、そしてスペイン製」のみ。


生産者情報が入っていないのだ。




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不思議に思いながらも、まずは飲んでみる。


2005年と9年間の熟成を経て、とても滑らかなタンニン。


色合いは極めて濃く、ダークチェリーやフランボワーズの香り。


バニラ香と樽香も心地よい。


アメリカン・オークの樽を使っているのだろう。


ぶどうはテンプラニーリョ、100%。


ちょっと不思議なボトルだったが、美味しい家飲みスペイン・ワインでした。