今夜は彼女と共に、銀座のポール・ボキューズのワイン会に参加した。
何時ものように先に店に到着し、彼女に私達のテーブルの位置をメールで伝える。
彼女が到着すると、顔見知りのソムリエが歓迎のアペリティフをさっと出してくれる。
今夜のアペリティフ・メゾンは、桃。
ジャン・ポール・メッテの桃のリキュールと桃のジュースを、ヴーヴ・アンバルのクレマン・ド・ブルゴーニュ、ミレジム2011年で割って作ったものだ。
今夜は、桃の味が濃厚。
甘く美味しいので、勢いよく飲み過ぎると、酔いが回ってしまう。
バーコーナーの棚には、ジャン・ポール・メッテのリキュールがいっぱい並べられている。
メッテが造るリキュールの種類は本当に多種多様だが、ここにあるのは数種類とのことだ。
会が始まり、大友ソムリエによるワインの紹介と、木下料理長による料理の紹介が行われる。
アペリティフを飲みながら、説明に耳を傾ける。
アペリティフに合わせた前菜は、軽く燻製をかけた豚バラ肉のエマンセ、水菜とロメインレタスのサラダ、甘酸っぱい桃の香りのシャンパンヴィネガー。
桃の香りと、燻製の香りがとても心地よい。
ワイン会への参加人数が多いので、ワインは先に抜栓され、簡易蓋をして準備されている。
泡、白、赤と、それぞれ10数本が消費されるのだから、準備も大変だ。
今夜の白は飲んだことのある造り手のものだが、このぶどうは初めて。
アルザス地方でトリンバックが造る、ピノ・グリ、キュヴェ・パートキュリエ、2010年。
以前は滅多に飲まなかったアルザスだが、今では辛口の素晴らしい白を生み出す造り手が多く、最近は良く飲むようになった。
このトリンバックも、見付けたら飲むことにしている造り手の一人だ。
そしてトリンバックのワインの中でも、一番美味しいと思うのが、このピノ・グリである。
柑橘系の爽やかな香りを持ち、果実味がありながら、強いミネラル感のお蔭で引き締まった辛口となっている。
このボトルとエチケットのデザインは、どう見てもドイツワイン。
良く見ると、真ん中に張られたシールには”Hiramatsu”と書かれている。
そう、このピノグリは生産量が少なく、そのすべてを『ひらまつ』が買い取っているのだ。
つまり一番美味しいピノ・グリは、『ひらまつ』でしか飲むことが出来ないと言うことなのだ。
さて、『ポール・ボキューズ銀座』での楽しいワイン会の続きは、また明日。



