新年明けましておめでとうございます。
本年も、ワインと海外の記事を書き綴っていきたいと思いますので、旧年と変わらぬお付き合いをよろしくお願いいたします。
私が友人の勧めでブログを始めたのは2009年11月9日。
それ以来約5年と2か月、ほとんど毎日更新を続け、記事の本数は約1,900本となりました。
この間多くの方々とブログを通じたお知り合いとなり、また実際に日本の各地でブロガーの方々とお会いし、ワイングラスを傾けてきました。
私のワイン会にも多くのブロガーの方たちに参加していただき、楽しい時間を共有することができました。
ブログを始める前とはお付き合いの幅が格段に広がったことは間違いありません。
これからも皆さんと共に健全で有意義なブログ活動を続けて参りますので、お付き合いをよろしくお願いいたします。
正月には日本酒に加え、毎年シャンパーニュを抜栓していたが、今年は赤ワインで一年を始めることにした。
以前は赤ワインばかり飲んでいたが、昨年を振り返ると泡と白ワインの比率が高くなっていた。
そのせいか、セラーに良い赤が溜まってしまっている。
彼女が好きなブル赤は少なくなっているが、ボルドー、カルフォルニアやイタリアのグラン・クリュやカルト・ワインは何本もセラーに入ったままだ。
よし、今年は赤ワイン回帰の年にしよう。
そこで、正月にその象徴たるサッシカイア、2006年を抜栓。
コルクの状態はすこぶる良く、香りも良い。
コルクにも、サッシカイアの名前、ヴィンテージとトレードマークが刻印されている。
濃くて深く、重厚感がたまらない。
強くて、それでいてマイルドで洗練されている。
フィネス、バランス、酸の三要素を体現したワインである。
こんな男になりたいと、彼女に言ってみよう。
いや、彼女はブル赤の方が好きだからやめた方が良いだろうか。
しかしブルゴーニュのピノのような男と言えば、酸とミネラルは良いかもしれないが、複雑で少しひねた感じがする。
濡れた腐葉土の香りを持ち、おまけに麝香臭やシガーの香りまでしたのでは、加齢臭と間違われてしまう。
ブルゴーニュのピノは飲み下すことにし、やはりカベルネ・ソーヴィニヨンのサッシカイアのような男を目指そう。
今年の新たな目標が定まった元旦でした。