ミュンヘンでの乗り継ぎ時間はわずか45分。
ルフトハンザ機を降りると、そのままANA機に案内される。
ミュンヘンからの帰りのANA便も満席だったが、幸いなことに三人掛けのスペースを一人で独占できる席を確保することができた。
席につき、映画を観始める。
ほとんどの映画を観終えているので、好きなものを選んで何度目かの観賞をする。
まずは、「鑑定人と顔の無い依頼人」。
「鑑定人と顔の無い依頼人」は、最後のどんでん返しの場面に差し掛かった。
飛び立つ前から観ているので、シャンパーニュを楽しむ頃には映画は終盤にかかっているのだ。
飲んでいるシャンパーニュは、シャルル・ド・カサノヴ・ブリュット・テート・ド・キュヴェ。
黒ぶどう主体の力強いシャンパーニュ。
好みのタイプである。
生ハムとエメンタールチーズのルーラード。
そしてアーティチョークのマリネとメロン。
映画は二本目の、「それでも恋するバルセロナ」。
出てくる場面が、さっきまでいた場所なので観ていてとても楽しい。
そして、ウッディ・アレンの軽妙なタッチに引き込まれてしまう。
選んだ白は、クロズリー・デ・アリジィエのサン・ヴェラン、2012年。
淡いイエロー。
柑橘系の香りをもち、すっきりとした辛口。
これはサン・ヴェランとの相性抜群。
ワインがどんどん進んでしまう。
二種類のパンを選択し、バター、黒胡椒、塩、そしてオリーブオイルと共に楽しむ。
さて、メインには赤を合わせることにしよう。
楽しい空の旅の続きは、また明日。