入国時は夜遅かったので、店はどこも閉まっていた。
明るい時に来ると印象は全く異なる。
スタイリッシュで活気のある空港である。
ルフトハンザのセネター・ラウンジに入ると、渇いた喉を癒すため、早速泡を楽しむ。
さすがバルセロナ、置いてある二種類の泡はどちらもカヴァ。
カヴァの生産で有名な、スペイン北東部のベネデスにあるスマロッカの製品。
スマロッカ家は1990年からワイン造りを開始し、500haの畑で、350種にも及ぶぶどう品種を栽培している。
このカヴァも、フランス流に言えばRM(レコルタン・マニュピラン)物と言うことになる。
どちらも切れがあって、とても美味い上質のスパークリングである。
カヴァで喉を潤したあとは、ゆっくりとドライ・シェリーを楽しむ。
レアル・テソーロが造る、オロロソ・アルミランテ。
レアル・テソーロ社は1879年創設の名門。
オロロソ・アルミランテは、最低17年間オーク樽で熟成されている。
オロロソとはシェリーの種類のことで、酵母の無い状態で空気に触れさせて熟成させており、腐敗を防ぐためにアルコール度数は高め。
濃厚で芳醇な味わいの素晴らしいシェリーである。
バルセロナ最後の時間を過ごすには、素晴らしいワインのお供である。
さて、ANAに乗り継ぐため、ルフトハンザでミュンヘンに向かいます。