バルセロナの中心街、ランブラス通りに面したサン・ジュセップ市場を訪れた。
友人からここは一見の価値があると聞いたのだ。
元々世界中どこに行っても、市民の集まる市場には必ず行ってみることにしている。
しかし昨今の世界情勢では、観光客が集まる市場はテロの可能性が高いので、国によっては行かない方が良い。
まず驚くことは、どの店も実に綺麗に色鮮やかに商品を陳列していることだ。
こんな果物屋さんを見たら、思わず足を止めてしまう。
どれもジューシーで美味しそうだ。
大好きなホワイト・アスパラガスもある。
う~ん、食べたい。
ハモン・イベリコを買いたいと思っていたが、値段を見て引いてしまった。
1Kgで160ユーロもする。
空港で換金したレートだと、2万4千円にもなる。
せめてサラミでも買って帰ろうかと思う。
この地で自分で調理できるのであれば、生肉も買いたいところだ。
気が付くと、市場独特の生臭さが無い。
魚介類の店が無いことと、肉類もハム・ソーセージが中心なので、臭くないのだ。
マヨルカ島のマホン・チーズがあれば、最終日に買って帰ろうと思う。
店の奥には、多くの種類のオリーブオイルが陳列されている。
5個ほど入って、ひと箱3ユーロ。
むしゃむしゃ食べながら更に市場の奥に歩を進める。
何だかおとぎの国のアリスの世界に迷い込んだような感じ。
席を待つ長い列を見ると、お昼は市場を取り巻く場外のレストランに入った方が良さそうだ。
これは美味しそう。
喉も渇いていたので、早速購入。
これで1ユーロは安い。
美味しかったが、場内にゴミ箱が無いので、空の容器を持ち歩くことになってしまった。
これもテロ対策だろうが、不便であることこの上ない。
店の人に聞くと、カタルーニャ・ワインが多く揃っていると言う。
ここにも最終日に買いに来ることにしよう。
とても楽しい、バルセロナのサン・ジュセップ市場探訪でした。