街角のスペイン料理のお店に行く。
どのお店に入っても、アルコール類が豊富に揃っているので楽しくなる。
ここの生は、サン・ミゲル。
料理は出てくる前に、ごくごくと一杯を飲み干してしまう。
この一杯がとても美味いのだ。
友人が天井を指さすので振り向くと、天井にサン・ミゲルのタンクが設置されている。
狭い店なので、設置場所に苦労したのだろう。
この下で食事をしたいとは思わないが、言われてみないとなかなか気が付かないものである。
このあとにイベリコ豚のクリームソース炒めを食べたのだが、撮影忘れ。
ローマ時代に建設された、バルセロナで最も歴史ある地区である。
これはカテドラル。
カテドラルの内部は、時間がある時にまた来ることにする。
カテドラルとは大聖堂のことで、大聖堂は街に一つだけ。
つまりバルセロナの大聖堂はここであり、サグラダ・ファミリアは大聖堂ではないのだ。
この地区の石畳の道幅は狭く、左右に建物がそびえ立っているので、方向感覚を失いやすい。
カテドラル周辺は、13世紀から14世紀にかけて作られた街で、貴族や富豪の館が立ち並んでいた地区なのだ。
石造りの建物に囲まれた路地は昼でも薄暗いが、観光客が数多く行き交うので不安は感じない。
でも、気を付けていないと今居る場所がわからなくなってしまう。
何処を見ても石造りの建物だし、空が少ししか見えないので太陽の方向がわからないのだ。
市庁舎の前の広場で、人間の塔で有名なメセル祭りが毎年9月24日に開催される場所である。
この市庁舎は、14世紀の建築物である。
しばらくゴシック地区を散策していると、サンタ・マリア・ダル・マル教会に出た。
1329年の建立で、カタルーニャ・ゴシックを代表する建築物である。
外観も内装も力強さに満ちているが、その装飾はとても簡潔。
これがカタルーニャ・ゴシックの特徴なのだ。
ゴシック地区の狭い道の左右には、多くの商店が軒を並べる。
お土産物屋さんも多いが、タパス料理のお店やカフェ、ジェラート店も多い。
明日は時間があるので、どこかのレストランで昼食をとり、ジェラートも味わうことにしよう。
向かいのビルは軒を並べているように見えるが、この間にも路地があり、多くの店が並んでいるのだ。
今日も楽しい、バルセロナのゴシック地区の散策でした。