日中、街を散策し過ぎて疲れたので、ホテルの近くのお店で夕食をとることにする。
欧州は日が長く、夜と言ってもまだこんなに明るい。
スペインでは夕食の時間も遅いので、日本人が食べたい時間にはまだ開店していない店が多い。
やっと開いている店を見付けたが、店内はがらがら。
窓際に席を取り、店の人とワインについて相談。
店のワイン庫を検分し、注目の産地、リベラ・デル・ドゥエロのワインを選ぶ。
結局これが、店で一番高価なワインだとのこと。
リベラ・デル・ドゥエロは、マドリッドの北方にあるカスティーリャ・イ・レオン州の産地。
このワイン、パゴ・センダ・ミサ、テンプラニーリョはもちろん初めて飲むワイン。
スペイン・ワインには詳しくないが、恐らく日本には輸入されていないと思う。
甘い果実香を持つが口に含むと適度な酸とタンニンを持つ、ミディアム・ボディの辛口。
空気に触れさせると、香りが出てきて更に美味しくなる。
カジュアルなお店だが、さすがバルセロナ、ワインの選択は良いようだ。
注文してから丁寧にカットしてくれる。
程よく脂がのり、とても美味い。
酸味があってなかなか良い。
でも、お腹がいっぱいになってしまう。
簡単な料理だが、これがワインに合って結構美味いのだ。
友人との楽しい夕食の続きはまた明日。