慶尚北道のホテルに到着した。
全羅南道で宿泊したモーテルとは違って、ここには立派なホテルがある。
でもこのホテルは経営者が次々と変わり、名前も何度か変わっている。
地方都市とソウルの地域格差は激しく、地方でこれだけのホテルを維持することは難しいようだ。
部屋は決して広くは無いが、日本のホテルに慣れている日本人にとっては充分な広さと言える。
ベッドはキングサイズで、日本の大概のホテルよりも大きい。
古いホテルなので装備も近代的ではないが、まあ必要なものは揃っている。
ただ、コンセントが韓国仕様のものしか無いのが不便ではある。
朝食レストランは、この中に入ったところにある。
以前は朝食メニューも豊富だったが、今はどんな感じなのだろうか。
期待に反して予想に違わず、とはこのようなことを言うのだろう。
残念ながら料理はとてもプアー。
このホテルの全盛期を知っているだけに、とても寂しい思いがする。
広いレストランにはほとんど朝食客が居ない。
野菜の種類が少ないので、フルーツも一緒に皿に盛る。
温かいメニューに炒め野菜があるのは嬉しい。
ベーコン、ポテト、目玉焼きも最少量に抑える。
韓国ではどうしても昼、夜に食べ過ぎるので、どこかでカロリーコントロールをしないと体重オーバーになってしまう。
パンはデニッシュ系を三つ取ったが、美味しくないので残してしまった。
パンもソウルが圧倒的に美味い。
以前はここのパンはもっと美味しかったと思うのだが、落ち目になるとパンの味も変わるものなのか。
ヤクルトは甘すぎるが、プレーン・ヨーグルトが無いのでその代わり。
時の移り変わりを実感した、ちょっと寂しい慶尚北道のホテルでした。