丸ノ内のブリック・スクエアの『マルゴ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
白ワインは、今夜のスペシャルを選ぶ。
それは、ムルソーの2007年。
造り手は、ムルソーの名門、ドメーヌ・ピエール・モレ。
ピエール・モレは、ルフレーヴの醸造長を務めていた人物。
『マルゴ』では、リストのグラス・ワイン以外に、その日の特別な白と赤をグラスで楽しむことができるのだ。
彼女も私も、今夜のスペシャルがピエール・モレのムルソーと聞いて、即座に注文。
実は彼女はムルソーよりもモンラッシェの方が好きなのだが、今夜のグラスの白の中では、やはりムルソーが良いとのことだ。
ムルソー特有の芳醇な味わいをしばし楽しむ。
おや、今夜のサラダはトッピングがタタキのような肉になっている。
マルゴ・サラダのトッピングは、毎日変わるのだ。
皿が小さいので、少し盛り付けてもはみ出しそうになる。
彼女が選んだ最初の赤は、AOCボルドーのカスタニェ・コレクション、2011年。
これはどんなワインなのか知らない。
色合いは濃く、まろやかな果実香。
彼女によると、バランスの良い典型的なボルドーで、樽香も少しあると言う。
セパージュはわからないが、マルローが主体のようだ。
ブルゴーニュ・ピノ・ノワール、シャトー・ド・ラ・マルトロワ、2011年。
シャサーニュ村に本拠地を置くドメーヌで、1980年代から自ら醸造を行うようななった。
現在の当主は現代アートの愛好家だそうで、このエチケットも当主の趣味なのだろう。
シャサーニュの骨太さを体現した、上質のAOCブルゴーニュである。
これだから、『マルゴ』は楽しい。
彼女と過ごす、素敵な丸の内の夜はまだ続きます。






