
彼女と過ごす、丸の内のブリック・スクエア、『マルゴ』での素敵な夜の続き。
彼女は、ボルドーの次はブルゴーニュを飲むことにする。
今夜のスペシャルの赤は、フィリップ・ロティのマルサネ、カルティエ、2006年。
フィリップ・ロティは、ジュヴレ・シャンベルタンの名門ドメーヌで、フィリップは24代目となる。
少し飲ませてもらったが、チェリーやブラック・ベリーの香りを持ち、かなり濃厚。
酸やミネラル感も豊富。
これは素晴らしいマルサネだ。
私はブルゴーニュ・ルージュを飲んだので、二杯目の赤はボルドーを飲むことにする。
サンテステフのシャトー・ル・ボスク、2010年。
クリュ・ブルジョワである。
サンテストフと言えばカロン・セギュールが有名だが、その近く、サンテステフ北部にあるシャトー。
さすが評価の高いシャトーだけあって、濃く強い素晴らしいボディをしている。
セパージュは、サンテステフにしては珍しくメルローの比率が高い。
メルロー60%、カベルネ・ソーヴィニヨン26%、プティ・ヴェルド10%、カベルネ・フラン4%。
樽熟成期間は、12~18か月。
今夜の”ひっつみ”のソースはバジルだったが、彼女がガーリックを利かせたクリームソースを食べたいというので、特別に作ってもらった。
メインは、仔羊のグリル。
彼女のブルゴーニュも私のボルドーも強いので、仔羊を合わせることにしたのだ。
外はすっかり暗くなり、会社帰りに立ち寄っていた客も既に引き揚げている。
そろそろ帰途に就くとしよう。
彼女を促し、席を立つ。
壁全面のセラーには、銘醸ワインが並ぶ。
彼女と過ごす、丸ノ内ブリックスクエアの楽しい夜でした。




