西麻布にある『キャーヴ・ド・ひらまつ』で彼女と参加したワイン会の続き。
クレマン・ド・ブルゴーニュとジャン・ポール・メッテのアプリコットの次は、アルフォンス・メロのサンセール・ラ・ムシエール、2010年。
アルフォンス・メロはサンセール屈指の造り手。
ソーヴィニヨン・ブランで造られるサンセールは、彼女が好きなワイン。
アルフォンス・メロに関する私の説明を聞きながらも、彼女は美味しそうに飲み始めている。
とても淡い、緑がかった干し草色。
柑橘系の甘い香りを持ちながら、爽やかな酸味とミネラル感がたまらない。
上質のサンセールに、彼女も嬉しそう。
ぶどうの平均樹齢は40年。
半分がステンレスタンク、半分がオークの新樽で醗酵させ、シュール・リーで7~8ヶ月熟成させている。
サンセールに合わせた魚料理は、イワナのムニエル、ホワイト・アスパラガスのフラン、香ばしいケッパー風味のブールノワゼットソース。
シェフが知恵を絞ったという料理は、サンセールにベストマッチ。
今夜の素晴らしい料理を作っているのは、私が大好きな伊藤シェフ。
繊細で美しいだけではなく、豪快な肉料理を創作する凄腕なのだ。
初めて出会ったのは、南麻布にあったキャーヴ・ド・ポール・ボキューズ。
その彼女がここに移ったと言うので、私も彼女と彼女の料理に会いに来たのだ。
壁際には、ボルドーの5大銘醸を始めとする偉大なワインの特大ボトルが並べられている。
ラフィット、マルゴー、ラトゥール、オー・ブリオン、・・・。
見ているだけで楽しくなる。
彼女と過ごす、素敵な西麻布の夜の続きはまた明日。
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