新丸ビルの『AWキッチン』で彼女と過ごす、素敵な夜の続き。
美味しい白を二種類飲んだ後は、オレゴン州のピノ・ノワールに切り替える。
実はこのワイン、六本木にある系列店、『SPADE』のハウスワインなのだ。
とても品質が良く美味いので、ここでも置いているのだそうだ。
ブルゴーニュのピノとは異なり、くぐもった腐葉土の香りではなく、綺麗な果実香を持つ。
タンニンはそれほど強くなく、酸とミネラルのバランスが良い。
野菜とシーフード中心の食事なので、とても良く合う。
浜茹でのキビナゴの塩分がちょっと強いが、なかなか面白い一品。
お腹がいっぱいになったので、メイン料理はスキップし、デザートを楽しむことにする。
デザート用に二つ並んで出されるフォークとスプーンが可愛い。
とても可愛いデザインに、彼女も思わずにっこり。
見るからに、フキノトウ。
フォークで割ってみると、まだ固かったのでバラバラになってしまった。
口に含むと、フキノトウのほろ苦さがありとても美味い。
お腹はいっぱいでも、小さなお茶菓子は大丈夫。
生チョコレートは口の中で溶けてしまう。
そしてミニ・マカロンも可愛い。
こんなプチフールを最後に出されると、また来なければと思ってしまう。
こちらこそ、今夜はお世話になりました。
さあ、そろそろ帰途に就くとしよう。
彼女と過ごす、丸の内の楽しい夜でした。