今夜は日本酒、魚仙、長岡 | ワインは素敵な恋の道しるべ

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久し振りの長岡。

 

こちらの友人に、新潟の地酒が全て揃っているという店に連れて行ってもらった。

 

 

 


IMG_20140425_221351.jpg予約していた席に着くと、目の前には新潟の酒の番付表がど~んと置かれている。

 

西の横綱は、雪中梅と〆張鶴、東の横綱は越乃寒梅と鶴の友。

 

ところが、好きな朝日山や吉乃川は前頭の一番下にある。

 

更に、久保田は番付外。

 

 


DSC_1743.jpg店のご主人の好みは、端麗辛口のようだ。

 

番付表から酒を頼むと、この可愛い酒器で出される。

 

まずは、横綱の越乃寒梅。

 


DSC_1734.jpg突出しと共に、越乃寒梅を愉しむ。

 

う~ん、これは本当に端麗辛口。

 

友人によると、毎年少しずつ味が異なるが、今年はなかなか美味いとのこと。

 


DSC_1735.jpg料理はご主人にお任せで頼む。

 

酒に合う料理が、次々とテーブルに届く。

 

店を見渡すと、あっという間に満席になっている。

 


DSC_1736.jpg駅にも近いし、駅周辺のホテルからのアクセスも便利な場所にあるので、知っている人にとっては長岡で外せない店のようだ。

 

これはのっぺ汁。

 

火を通したイクラを食べるのは初めてかもしれない。


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白魚かと思ったら、のれそれ。

 

穴子の稚魚なのだそうだ。

 

半透明の身を透かして見ると、確かに穴子のかたちをしている。

 

 


6672_1_IMG_20140424_232611.jpg越乃寒梅を飲み干すと、次の酒は緑川を選ぶ。

 

東京でも好きで、寿司屋などで良く飲む酒である。

 

まだ酔っていないのだが、スマホの焦点がテーブルに合ってしまい、酒はぼやけてしまった。

 

 


6673_1_DSC_1738.jpg日本海の刺身は、白身が中心。

 

どれも身が引き締まっていて、とても美味い。

 

淡白な味が、辛口の酒にとても良く合うのだ。

 


DSC_1739.jpg次の料理は、蟹。

 

身を取り出してくれているので、苦労せずに食べることができる。

 

蟹も酒に良く合う。

 

 


DSC_1741.jpg三種類目の酒は、景虎を選んだ。

 

緑川は前頭六枚目だったが、景虎は大関。

 

熱々の蟹の甲羅焼きは絶品。

 

 


DSC_1742.jpgフキノトウ味噌は、苦みがあって春の味わい。

 

春の菜もあっさりとした味わい。

 

ここで四種類目の酒は、前頭二十三枚目の張陵。

 

長岡の地酒である。


DSC_1745.jpg少々飲み過ぎたので、〆のご飯物を注文。

 

飲んだ後の雑炊はとても美味い。

 

番付には、70種類もの地酒が載っている。

 

全てを試すには、何度通わなければならないのだろう。

 

友人と楽しんだ、長岡の『魚仙』での日本酒尽くしの夜でした。