今夜は彼女と、丸ノ内パークビルのブリック・スクエアにある『マルゴ』で待ち合わせ。
まだ早い時間なので、店内に人影はまばら。
彼女にとっては初めてのお店なので、ちょっと早目に着いて彼女を待つことにする。
ところが店内に入ると、彼女が私を見付けて嬉しそうに手を振っている。
「え、まだ待ち合わせ時間前だよ。随分早く着いたんたね」
「ね、ここのワイン・リスト凄いわよ。ブルゴーニュもボルドーも高価なワインがいっぱいアップされてるの」
「そうだね、でも今夜は君の為に特別なシャンパーニュを選んでいるよ」
店の人に合図すると、冷やされたボトルがさっと出される。
「えっ、ロゼ、それもグラン・クリュ、嬉しい。ありがとう」
彼女のその一言を聞きたくて選んだシャンパーニュは、ペルトワ・モリゼ、ブリュット・ロゼ、グラン・クリュ。
ペルトワ・モリゼは1951年設立の家族経営の小さなレコルタン・マニピュラン。
実は私も初めて飲むシャンパーニュさのだ。
香りを楽しむため、ふくらみの大きなプレミアム・シャンパーニュ・グラスで飲むことにする。
細かで綺麗な泡立ち。
フランボワーズの甘い香り。
口に含むと、引き締まった辛口。
セパージュはシャルドネ85%、ピノ・ノワール15%。
年間生産量600~800ケースの希少品なのだ。
ペルトワ・モリゼのイニシャルが、綺麗なピンクで描かれている。
新鮮な色とりどりの野菜が美味しそう。
「う~ん、綺麗。本当に盛り付けが上手いわ」
褒められているのかどうか判断に苦しむが、そう言われて決して悪い気はしない。
丸ノ内の素敵な夜の続きは、また明日。




