彼女と過ごす、秋葉原の『葡萄屋』での楽しい夜の続き。
白を飲み干すと、支配人でシニア・ソムリエの福永さんのお奨めで珍しい赤を試すことにする。
オーストラリアのピラミマ・ワインズが造る、マクラーレン・ヴェイル、タナ、2010年。
ピラミマ・ワインズは、ジョンストン一家が1892年にサウス・オーストラリア州のマクラーレン・ヴェイルに畑を購入して始まったワイナリー。
ピラミマとは、アボリジニの言葉で「月と星」という意味なのだそうだ。
とても色が濃く、煮詰めたベリー系のジャムの香り。
スパイシーでカシスのニュアンスも。
実はタナのヴァラエタル・ワインは、ウルグアイ産のものしか飲んだことがなかった。
ピラミマは、シラー、メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンに加え、プティ・ヴェルド単一のワインも造っており、覚えておきたい造り手である。
赤ワインでホタルイカはちょっと無理がある。
注文した時は白に合わせたつもりだったが、白を速く飲み過ぎたのが問題。
肉料理も注文。
でも、これが何の肉だったのか全く記憶が無い。
赤ワインが残っていたので焼きおにぎりにしようかとも思ったが、既に時間が遅くなっていたので、すぐに作れる茶漬けを選んだ。
「和食でワインも良いわね」、と彼女も満足そう。
今日も楽しい、秋葉原の『葡萄屋』の夜でした。