今夜のお家ワイン、ジャクージ・スパークリング、カリフォルニア | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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昨年末に彼女と旅したカリフォルニア。


ソノマ・カウンティーで購入したワインを抜栓。


選んだワインは、ジャクージ・ファミリー・ヴィンヤーズのピナ・アソロ・プロセッコ・スペリオーレ。


確か先月もジャクージのネッビオーロを飲んだ時に書いたが、このワイナリーはジャクージ・バスを開発し財を成したジャクージ兄弟が設立したワイナリーなのだ。


そう、何故か日本ではジャグジーと発音されているが、正確にはジャクージなのだ。



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でも、不思議なのはこのエチケット。


プロセッコ・スペリオーレはイタリア、ヴェネト州のプロセッコ種のぶどうで造られたスプマンテのDOCG。


ところがジャクージのスパークリングのエチケットには、カリフォルニアで造られたワインにもかかわらず、イタリアの統制保証原産地呼称DOCGと記載されている。


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しかも、ボトルの首の部分に貼られたこのシールは、どう見てもイタリアのワインと同じもの。


右側にはワイン名が記載されている。






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そして左側には、DOCGの記載が。


う~ん、これは悩ましい。


購入した時に気が付いていれば、ワイナリーで質問したのにと思う。


次回カリフォルニアを旅する時に、もう一度ジャクージを訪問してこの謎を明らかにしなければと思う。


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ところが、裏のエチケットを見て驚いた。


そこには、イタリア産、輸入者ジャクージと書かれていた。


何と、ソノマまで行ってイタリア・ワインを買っていたのだ。



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気を取り直して試飲。


グラスは、ルイ・ロデレールのものを使用。


泡立ちは良いが、気泡が大きめ。


これだと少し時間を置くと泡が立たなくなってしまうだろう。


プロセッコの大半がそうであるように、このスパークリングもシャルマー方式で造られているのだろう。


でも、切れの良い辛口で美味い。




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透明のグラスだと泡の大きさが気になるので、色つきのシャンパーニュ・グラスに替えてみる。


この方が泡の大きさが気にならず、より美味しく感じる。


彼女と旅したカリフォルニアに想いを馳せながら楽しんだ、お家ワインでした。