彼女と参加した、『ポール・ボキューズ銀座』での定例ワイン会の続き。
クレマン・ド・ブルゴーニュ、ルーションの白の次は、ブルゴーニュの赤。
ジョセフ・フェヴレイのブルゴーニュ、ピノ・ノワール、2005年。
フェヴレイは、ブルゴーニュを代表するネゴシアン兼ドメーヌ。
AOCブルゴーニュの2005年と言うことで、既に弱くなっているのではと心配したが、まだまだ大丈夫。
さすがフェヴレイ。
複雑なストラクチャーではないものの、綺麗なブルゴーニュ色とピノの果実味を保っている。
赤ワインに合わせる肉料理は、フランス、ブルターニュ産のホロホロ鳥を二種類の方法で調理したもの。
腿肉の赤ワイン煮込み、春の野菜を添えて。
胸肉の低温ロースト、モリーユ風味のソース・シュープレーム。
フィヴレイのボトルの裏側を見ると、1825年設立で、ブルゴーニュの重要なドメーヌと記載されている。
ちょっと不思議なのは、輸入者のシールが貼られていないこと。
税法でシールの貼付が義務化されているが、私のセラーのワインの半分近くにもこのシールが無い。
何故なら、海外で直接買ってきて、空港で納税して日本に持ち込んでいるからなのだ。
このワインも、ひらまつが自分のレストラン用に直接輸入したものなのだろう。
今夜のデザートは、バニラの香るパンナコッタ、アプリコットのクーリーと金柑のコンポート、マーブル仕立ての蜂蜜とキャラメルのグラス。
文句なく美味い。
ディジェスティフは、シャトー・デュ・モンの、サン・クロワ・デュ・モン、2011年。
ソーテルヌの対岸、サン・クロワ・デュ・モンで造られる貴腐ワイン。
平均樹齢60年のセミヨンの古木から収穫されるぶどうが使われており、ワインにコクと深みを与えている。
高品質の貴腐ワインだが、ソーテルヌに較べればコスパ抜群なのだ。
甘い果実香には、アプリコットやパッションフルーツが混じる。
これは高品質の素晴らしい貴腐ワインである。
彼女も今夜の料理とワインには満足。
ソムリエの石井さんとの会話も楽しい。
銀座の『ポール・ボキューズ』で彼女と過ごす、素敵な夜でした。
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