丸ノ内の『グランドセントラル・オイスターバー』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。
選んだ赤ワインが届く。
ピノ・ノワールにしようかカベルネ・ソーヴィニヨンにしようか迷ったが、北部のワシントン州のカベルネを選んだ。
スノークォルミー・ヴィンヤーズが造る、カベルネ・ソーヴィニヨン、コロンビア・ヴァレー、2007年。
スノークォルミー・ヴィンヤーズは、1981年設立の、数々の受賞歴を持つプレミアム・ワイナリー。
冷涼なワシントン州で造られたカベルネがどんな味なのか、期待が膨らむ。
香りはベリー系で、豊かな果実味を感じる。
口に含むと、自然なぶどうの味わいを残しながら、酸とタンニンのバランスの良い洗練されたボディ。
「美味しい」と、彼女も高評価。
ニース風サラダ、マグロのレア・グリル添え。
ちゃんと玉子も添えられている。
赤ワインがしっかりしているので、仔羊を選んだのだ。
もうお腹はいっぱいなので、デザートは省略したかったが、彼女は何食わぬ顔でチーズケーキを注文。
一口食べさせてもらったが、・・・美味い。
アメリカ系のお店だけあって、大きさも充分。
「でも美味しかったね。今夜の君も素敵だよ」と、私。
丸ノ内の夜は、静かに更けていきました。