今夜は、昨年末に彼女と共に旅したソノマ・カウンティで購入したワインを抜栓。
ジャクージ、ネッビオーロ、2009年。
ジャクージ兄弟は、ジャグジー・バスの発明で得た富を使い、このジャクージ・ワイナリーを設立した。
そう、日本ではジャグジーと呼ばれているが、正確にはジャクージと発音するのだ。
そのワイナリーで、三本のワインを購入してきたが、これはその内の1本。
ワイナリーで試飲したところ美味しかったので、彼女も同じものを購入した。
これがそのジャクージ。
看板にも書いているが、ここはオリーヴ・オイルでも有名で、私たちが訪れたときにも多くの買い物客で混雑していた。
裏のエチケットには、ネッビオーロはピエモンテのバローロに使われる高貴なぶどうで、霧=ネッビアのぶどうの意味であり、冷涼で霧が発生するソノマに適したぶどうであると書かれている。
ジャクージ・ファミリーのアメリカでのルーツは、1921年にアメリカに移民したジョヴァンニとテレサに始まるそうだ。
バローロやバルバレスコほどの強さは無いが、充分なタンニンを持ち、酸とミネラルのバランスも良いミディアム・ボディ。
ワイナリーで試飲した時はちょっと弱いと思ったが、ボトルで飲むと表情はぐっと引き締まり、空気に触れるほど香りも開いてくる。
ジャクージは多くの種類のイタリアの地ぶどうを用いたワインを生産しているが、やはりこのネッビオーロはその中でも格別に良いようだ。
コルクにこんなにたくさんの情報が刻印されているのも、カリフォルニアらしい。
H.P.のアドレスが印字されているのだ。
残りの二本のジャクージも楽しみだ。
今夜も楽しい、お家ワインでした。