丸ノ内KITTEの『ドン・ピエール・ハート』で彼女と過ごす、素敵な夜の続き。
二本目のワインはミッシェル・ロランがアルゼンチンで造る、クロ・デ・ロス・シエテ、2010年。
クロ・デ・ロス・シエテとは、7人のぶどう畑の意味。
世界的に著名な醸造家、ミッシェル・ロランが6人のパートナーと共にそれぞれ120~130haの畑を所有し、ロラン自身がそのぶどうを醸造したワインである。
1998年にワイナリーを立上げ、2002年がファースト・ヴィンテージ。
口に含むと色合い程には重くなく、ビターチョコレートにスパイシーさも感じる、洗練されたボディ。
ぶどうは、マルベック、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、シラーがブレンドされている。
鴨にはバルサミコが良く合う。
美味く健康的な一品である。
牛の第二の胃で、日本ではハチノスと呼ばれている。
トマトソースで煮込んだトリッパは本当に美味しく、赤ワインにも良く合うのだ。
煮込んで焼いており、さっぱりとした甘みが美味い。
でも、これが美味いのだ。
熟成の進んだブリーも、ゴルゴンゾーラも赤に良く合う。
彼女はストレート・コーヒー、私はカプチーノで今夜を締めくくる。
彼女と過ごす、丸ノ内KITTEの『ドン・ピエール・ハート』での素敵で美味しい夜でした。