今夜は彼女と、ピオ・チェーザレ、ザ・リッツ・カールトン東京 3 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

『ザ・リッツ・カールトン東京』の45階、『アジュール・フォーティファイヴ』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。


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ピオ・チェーザレのワイン会での4種類目のワインは、バローロ、2009年。


このエチケットを見ると、嬉しくなる。


随分以前の初めてのミラノ旅行で飲んだ、まさにあのバローロである。


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バローロ・ボーイズのワインも美味いが、私にとってのバローロの基本は、ピオ・チェーザレなのだ。


これは文句なしに美味い。


彼女へのピオ・チェーザレの説明にも熱がこもる。


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そして、5種類目に素晴らしいバローロが出される。


バローロ・オルナート、2008年。


年間生産量、わずか1000本の希少ワインである。


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素晴らしい凝縮感。


複雑なアロマとニュアンス。


飲むごとに様々な表情を見せてくれる。


まさに、バローロの最高峰の一本である。


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料理は、舌平目のムニエル。


バローロに負けないように、しっかりとした赤ワインソースが使われている。


振り掛けられたアルバ産白トリュフの香りが素晴らしい。


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蝦夷鹿のポワレ。


これはバローロに最高の組み合わせ。


荒木料理長がテーブルに現れ、自らアルバ産白トリュフをたっぷりと振り掛けてくれる。


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口直しのグラニテ。


いっぱいになったお腹が落ち着く。


彼女を見ると、素敵な微笑みが返ってきた。


胸に熱い想いが満ちてくる。


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デセールも気が利いている。


お腹はいっぱいなのだが、美味しく食べてしまえるのは不思議。



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プチフールもたっぷり。


控えた方が良いとも思いながら、素敵な夜に自分を甘やかしてしまう。


でも、美味いものは美味いのだ。


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熱いコーヒーで今夜を締めくくる。


気が付くと、いっぱいだったレストランに残っているのは数テーブルのみ。


名残惜しくはあるが、席を立つ。


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レストランを出ると、そこはホテルのレセプションでもある。


次回は、部屋を予約しておこうと密かに思う。


彼女と過ごす、素敵な夜でした。