今夜のワイン、マンゴツリー東京、丸の内 2 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。

丸ビル35階にある『マンゴツリー東京』で彼女と過ごす楽しい夜の続き。


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二本目のワインは、ニュージーランドの赤を選んだ。


彼女は基本的にピノはブルゴーニュしか飲まないが、これは是非飲んでみるべきと説得したのだ。


それは、オオサワ・ワインズのプレステージ・コレクション、ピノ・ノワール、2010年。


大沢泰造氏が55歳でニュージーランド北島のホークス・ベイにあった羊の放牧地を購入し、2006年にぶどうを植樹して始めたワイナリー。


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7年を経た今では数多くの受賞歴を持ち、サステナブル農法により高品質のワイン造りを行うことで有名になっている。


色合いは濃いルビー色で、ダークチェリーやブラックカラントの香り、そして強いだけではなく複雑なストラクチャーも兼ね備える。


彼女も、このピノは素晴らしいと驚き顔。


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続く料理は、彼女のお気に入りを頼んでおいた。


ここの揚げ春巻きは素晴らしく美味い。


一度メニューから消え、来るたびに特別に作ってくれるように頼んでいたら、やっと正規メニューに復帰した。


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スイートチリソースやレモンハニーソースも美味いが、私たちはニョクマムと醤油を使って自分たちで好きなソースを調合して食べている。




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タイ料理に欠かせないのが、パクチー。


二人とも大好きなので、刻んだパクチーをいっぱい持ってきてもらい、料理に振り掛けて食べている。



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これも二人のお気に入り、ソフトシェルクラブ。


メニューに載っていなくても、頼めば出してくれるところがこの店の嬉しいところ。



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彼女の皿には、特に気を遣って盛り付ける。


「素敵な盛り付けね」と言われると、思わず嬉しくなる。


この単純さは、美しい女性を前にした時の、悲しい男の性なのだろうか。


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メインには、和牛サーロインを注文。


これが柔らかくて、飛び切りに美味いのだ。


でも、今夜は食べ過ぎ。



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そうこうする内に、ディズニー・リゾートで花火が上がり始めた。


写真では小さな灯りにしか見えないが、実際には色とりどりの花火が美しく輝いて見える。


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お腹がいっぱいでデザートは無理と告げると、お店が気を利かせてリモンチェッロを出してくれた。


アルコール度数は高いが、これは最高の消化促進剤である。


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コーヒーを飲みながら、楽しい今夜のワインと料理を振り返る。


『マンゴツリー東京』は、いつ来ても最高の癒しを提供してくれる。


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オフィスビルの灯りが、ひとつ、またひとつと消えていく。


日本郵政ビルと丸の内パークビルの間に見えているのは、有楽町から銀座の灯り。


彼女と過ごす丸の内の素敵な夜は、静かに更けていきました。