彼女を誘って、久し振りに丸ビルの『マンゴツリー東京』を訪れた。
ここは彼女が自分で迷わずに来れる数少ない店の一つ。
何時もの通り私が先に到着し、何時ものテーブルに着く。
眼下には、皇居が広がる。
リザーブドと書かれた紙を背負って、私たちのテーブルを守ってくれているのだ。
彼女が到着し、長い通路を真っ直ぐに、長い脚を交互に前に繰り出しながら私に向かって歩いてくる。
そんな彼女を眺めるのが大好きだ。
席を立って彼女を迎え、直ぐにシャンパーニュを抜栓してもらう。
今夜のシャンパーニュは、ランソン、ブラック・ラベル・ブリュット。
ピノ・ノワール50%、ピノ・ムニエ15%、シャルドネ35%の、好きなタイプのシャンパーニュ。
新鮮な海老やホタテやつぶ貝や烏賊が見た目にも美しい。
私の皿の写真を撮ろうとすると、彼女の皿に盛りつけた蘭の花を、彼女が私の皿に移してくれた。
彼女と過ごす、素敵な丸の内の夜の続きは、また明日。



