芝公園の『東京プリンス・ホテル』にある、『満楼日園』(マロニエ)で彼女と過ごす、楽しい夜の続き。
二本目のワインは、彼女が好きなタイプのジュブレ・シャンベルタンを持ってきた。
彼女はシャンベルタン村のピノが好きだが、その中でも好みが厳しく、ストライク・ゾーンが狭いのだ。
選んだワインは、ドメーヌ・ルネ・ルクレール、ジュヴレ・シャンベルタン、2007年。
ルネ・ルクレールは伝統的な手法を守り、ぶどう栽培からワイン醸造まで、まさに手造りしている醸造家。
とてもクリアーなルビー色。
複雑なニュアンスを持ち、ぶどう本来の果実味と熟成感を持つ。
これはまだまだ寝かせておきたい、長期熟成に耐えるワインである。
ベリー系の香りに、ほんの少し鰹節の旨味が混じり、余韻も充分にある好きなタイプ、と彼女にも好評。
自然酵母を用い、マロラクティック醗酵のあと、タンクで5か月間熟成。
新樽比率は低く(20~30%)抑え、18か月間樽熟。
瓶詰では、清澄も濾過も行わない。
やはり上質のジュヴレ・シャンベルタンは美味い。
海老はぷりぷりで、帆立と烏賊はふんわりと仕上がっている。
元々は醤油味だが、他の料理とのバランスを考え、齋藤ソムリエが塩味に変えてくれた。
薄味で野菜の旨煮が活きている。
和牛のオイスターソース。
柔らかで旨味がぎゅっと詰まった肉が美味い。
ハーフサイズを頼んだが、それでも量が多い。
でも美味いので食べてしまう。
彼女は、私が酸辣湯麺を食べている間に、フルーツたっぷりの杏仁豆腐を食べている。
「うわ~、こんなに大きい。ね、半分食べて」
お腹はいっぱいなのだが、彼女と一緒に食べてしまう。
素晴らしいワインに美味い料理。
今夜も楽しい、彼女と過ごす『東京プリンス』の夜でした。





