今夜のワイン、満楼日園、東京プリンス・ホテル、芝公園 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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今夜は彼女と、芝公園の『東京プリンス・ホテル』で待ち合わせ。


私のカバンは重い。


何故なら、ワイン二本と保冷剤が入っているからだ。


ホテル内にある中華料理レストラン、『満楼日園』(これで”マロニエ”と読むのです!)にワインを持ち込んで楽しむことにしたのだ。


ホテルへのアプローチからは、東京タワーが間近に見える。


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目を右に向けると、愛宕山ヒルズやちょっと遠くに六本木ヒルズが明るく輝く。


東京の真ん中にありながら、この緑に囲まれた広い空間は貴重だ。


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ロビーで彼女と合流すると、1階にある『満楼日園』に入店する。


事前にワインの持ち込みを頼んでおいたので、責任者でソムリエの齋藤さんがすぐに迎えてくれる。


最初のワインは二人が大好きなフレデリック・マニャンが造る、クレマン・ド・ブルゴーニュ、ブラン・ド・ノワール、エクストラ・ブリュット。


フレデリックは元々好きな造り手だったが、一昨年に彼女と一緒にフレデリックに会ってその素敵な人柄を知ってから、一層好きになったのだ。


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グラスに注ぐと、それだけで甘い香りがテーブルに漂う。


しかし口に含むと、素晴らしい辛口。


アタックには黒ぶどうを感じるが、切れ味がとても良い。


和食が好きなフレデリックが、和食に合わせて造ったクレマンなのだ。


ピノ・ノワールはリュット・レゾネで栽培され、100%手摘みで収穫。


ドサージュは3mg/lに抑え、熟成期間は24か月。


このクレマンには、彼女もうっとり。


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クレマンに合わせた前菜は、くらげ、叉焼、蒸し鶏の胡麻ソース和え。


それにしても量が多い。


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小皿に盛り付け、彼女に渡す。


「ありがとう」と、彼女が微笑む。


その笑顔が見たくて、慎重にワインを選び、料理を選んだのだ。


楽しい『東京プリンス』の夜は、まだまだ続く。


この続きは、また明日。