今夜は何を飲もうか。
そうだ、随分以前に高島屋で購入したカリフォルニアのジンファンデルがあったはずだ。
C.G.ディアーリが造る、ジンファンデル、シエラ・フットヒルズ、2008年。
このワイナリーのオーナーの経歴が面白い。
ご主人のハイム・アーリ氏はイスタンブールの生まれ。
イスラエルとアメリカで学んだあと、デルモンテ等の食品会社で活躍。
自分で起こしたフレーバー会社で成功を納め、この会社を売り払ってワイン造りに進出したという経歴。
奥様のエリシャヴァさんはイスラエル生まれの芸術家。
このエチケットのデザインも奥様担当。
そしてお二人とも大の親日家なのだ。
色合いは濃いが、驚くほどエレガント。
ジンファンデルでこんなに洗練されたワインが造れるとは驚き。
それでいてしっかりとしたタンニンを持ち、スパイシーでチョコレートのニュアンスも感じる。
三つの畑のジンファンデルをブレンドしてバランスの良いワイン造りを行っている。
セパージュは、ジンファンデル78%、プリミティーボ9%、プティ・シラー9%、テンプラニーニョ4%。
フレンチオークの樽で14か月熟成後、リリースされている。
良いワインに出会った夜は嬉しい。
今夜も楽しいお家ワインでした。