天気の良い昼下がり。
霞が関方面から、久し振りに日比谷公園を訪れた。
日差しが強く気温も高いので、噴水が涼を誘い、思わず足を止める。
でも日向は暑いので、木立の蔭を求めて歩を進める。
区立図書館の裏を抜けると、木立の向こうに日比谷公会堂が現れる。
学生時代は、ここにクラシック音楽を聴きに通ったものだ。
あの頃時間を共に過ごした女性たちは、今は何をしているのだろうかと想いにふけっていると、南部亭の前に出た。
和風建築のフランス料理店である。
横に回ると、庭のテーブルで遅いランチを楽しむ恋人たちの姿が見える。
再び、若かりし頃にタイムスリップしたような錯覚に陥る。
緑が濃く、木漏れ日が美しい。
日差しを避け、木立の下を選んで歩く。
お花畑の向こうには、大きな噴水が見える。
尖塔のある左隣のビルは、宝塚東京劇場。
その左に見えるのは、ザ・ペニンシュラ・ホテル。
まるでディズニー・リゾート。
涼しげだが、日影が無いので暑い。
何時見ても綺麗な白亜の建物だ。
その途中、宝塚東京劇場の横を抜ける。
劇場前には、有名な銅像。
明るい昼間に見ると、ちょっとどきりとする。
さて、今日は銀座でのんびり過ごすことにしよう。
久し振りに訪れた、昼下がりの日比谷公園でした。