銀座のイタリアン、『シルベラード』で彼女と過ごす素敵な夜の続き。
二本目のワインは、ピエモンテ州の白。
フォンタナフレッドが造る、ガヴィ・デル・コムーネ・ディ・ガヴィ、2011年。
コルテーゼで造られるガヴィは、彼女も私も好きな高品質の辛口白ワイン。
フォンタナフレッドは1878年創業の、伝統的バローロ造りのリーダー的存在である。
酸とミネラルのバランスが良く、キリリと引き締まった辛口の白。
色合いは、少し濃いめの麦藁色。
ガヴィ越しに見る彼女の顔が、一層輝いて見える。
旨いワインのせいなのか、それとも私が酔ったせいなのか。
五種類の前菜は、どれも舌をうならせるイタリアンの逸品。
彼女のパスタは、黒トリュフのカッペリーニ、カルボナーラ仕立て。
黒トリュフの香りが素晴らしい。
中原総料理長は、宮崎生まれなのだ。
リゾーニは、米粒のようなショートパスタ。
大きな蛤とムール貝がすこぶる旨い。
今夜はまだまだ彼女を返したくない。
赤ワインの続きは、また明日。