今夜のワイン、シルベラード、銀座 3 | ワインは素敵な恋の道しるべ

ワインは素敵な恋の道しるべ

白ワインは天使の如く貴方の心を解き放ち、赤ワインの真紅のグラスの底には悪魔が潜む。そして貴方は天使の如く大胆に、悪魔の如く繊細に、新たな恋の道を歩み始める。


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彼女と過ごす、銀座の『シルベラード』での素敵な夜の続き。


カンパーニャの泡、ピエモンテの白と飲んだが、やはり赤も飲みたい。


今夜は明らかに飲み過ぎになりそう。


選んだワインは、トスカーナのバローネ・リカーゾリが造る、キャンティ・クラッシコ、ブローリオ、2010年。


バローネ・リカーゾリは、キャンティ地区を代表する名門。


その定番ワインが、このブローリオである。


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サンジョヴェーゼの果実味がぎゅっと詰まった、素晴らしいボディ。


熟成感、酸味、果実香のバランスが良く、どのヴィンテージを飲んでも決して後悔しない、そんなワインである。


もう飲み過ぎなのだが、旨いのでどんどんグラスを重ねてしまう。







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メイン料理は、骨付きラムの炭火焼、フルーツトマトのセミドライと野菜のマリナート。


このラムが最高に美味い。


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今夜のドルチェは料理長のお任せで。


お腹はいっぱいなのだが、彼女も私も残らず食べてしまう。


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「今夜も美味しかったね」


「うん、またちゃんとここに通わなくちゃね」


今夜の彼女は頬に赤味が差し、一層美しい。


「どうしたの、急に黙って」


「君の美しさに改めて敬意を表しているんだよ」


「酔ったみたいね」


今夜も楽しい、銀座の夜でした。