天現寺橋交差点にあるイタリアンの名店、『アンゴロ』で彼女と過ごす夜の続き。
5月末で店を閉めることになったので、最後の週に別れを惜しむために彼女と訪れたのだ。
白、赤とワインを楽しみ、美味い料理を堪能した後のこと。
灘吉マネジャーが、食後酒をプレゼントしてくれた。
ラウが造る、ミルト・ディ・サルディーニャ、'926。
サルディーニャの森に自生するミルトの実を用いて造られた、サルディーニャ伝統のリキュールである。
ミルトは愛と美のシンボルと言われ、このリキュールは愛の女神、ヴィーナスに献納された伝説がある。
ミルトは、日本では天人花(てんにんか)と呼ばれる熱帯・亜熱帯の植物をさすが、このミルトは天人花の親戚の銀梅花(ぎんばいか)のことで、地中海原産である。
でも、愛と美のシンボルの名前としては、天人花の方が相応しい。
お好きなだけどうぞ、と言われたが、食後にリキュールはそんなに飲めるものではない。
一杯だけ美味しくいただいた。
「二切れもある・・・」と言って、私の意見を聞く前に、一切れを私の皿に移してしまった。
う~ん、美味い。
食べ過ぎたので、シンプルなコーヒーを選んだのだ。
でもこれでお別れでは無いのです。
灘吉さんの次のお店は、中目黒の『ラ・ルナ・ロッサ』。
2週間ほどイタリアでリフレッシュするとのこと、その後で新しいお店で会えることを楽しみにしています。




