ヘリテージ・ド・ボルドー、2010年。
エチケットの下部に小さくシャトー・マルキ・デ・ボワと書かれている。
サンテステフのシャトー・マルキ・ド・カロンと、マルゴーのシャトー・マルキ・ド・テルムなら知っているが、このシャトーは初めて。
ボルドーには、知らない造り手が本当に数多くあることには何時も驚かされる。
エチケットの更に下部に、パリ総合農業コンクール2011年で金賞受賞と書かれているところを見ると、高品質のAOCボルドーなのだろう。
色から見てメルローが多いのかと思ったが、飲んでみるとカベルネ・ソーヴィニヨンが主体のように感じられる。
セパージュがわからないので何とも言えないが、いずれにせよカベルネ・ソーヴィニヨンにメルロー、カベルネ・フランが配合されているのだろう。
酸や余韻は強くはないが、果実味とタンニンのバランスが取れた綺麗なフル・ボディ。
アルコール度数は、14%もある。
こんなワインが手軽な価格で飲めるとは、ボルドーはやはり素晴らしい。
第三世界のワインも結構価格が高くなっているし、当たり外れもあるので、こんなボルドーは貴重である。
どんな料理にも良く合うボルドーを楽しんだ、お家ワインの夜でした。