タイはワインの関税が高いので、コスパ・ワインが日本の高級ワインの価格になってしまう。
そこで、リストから上質のコスパ・ワインを慎重に選ぶ。
今夜選んだワインは、オーストラリアのジェフ・メリルが造る、ピンパラ・ロード、シラーズ、2010年。
ジェフ・メリルはオーストラリアを代表する造り手の一人。
このシラーズは、元々はイギリスのレストラン用に造られたものだが人気が高く、イギリス以外でも購入できるようになった。
ジェフ・メリルのシラーズ・レゼルヴは、オーストラリア最高のワインに選ばれたこともある。
このピンパラ・ロード・シラーズは、普及版とはいえ非常に洗練されている。
充分な熟成感を持ち、果実味、酸味、タンニンのバランスが良い。
シラーズのビターチョコレートの味やスパイシーさも持っている。
味が濃い焼肉にも負けない、しっかりとしたシラーズである。
上質の肉を用い、味付けが濃すぎないのが嬉しい。
ネギを乗せてさっと焼いて食す。
さすが博多を名乗るだけあって、ホルモン系は美味いようだ。
肉厚の霜降り。
塩で食べる。
クラッシュド・アイスがたっぷり入り、歯が凍死しそう。
でも、美味い。
友人とバンコク、トンローで過ごす、楽しい夜でした。