白金高輪の『オレキス』の6周年記念パーティの続き。
彼女は既に6杯、私は8杯を飲んでいる。
ところがオーナーソムリエの春藤さんは、更に新しいボトルを抜栓する。
ラルマンディ・ベルニエのブリュット、ブラン・ド・ブラン、プルミエ・クリュ。
このメゾンは、1971年にラルマンディ家とベルニエ家の婚姻により始まった。
1999年からはビオディナミを導入。
どんどん評価が高くなっているレコルタン・マニピュランである。
素晴らしい泡立ち。
香ばしいナッツの香りを持ち、口に含むと豊かな果実味。
1/3はリザーヴワインを加え、ドサージュは6g/ℓとミニマムに抑えている。
六本目となるともうかなり飲み過ぎだが、美味いので飲んでしまう。
これは旨い。
更にシャンパーニュが進んでしまう。
なんと、オーナーソムリエの春藤さんが八本目を抜いてしまった。
ユレ・フレールのブリュット・ブラン・ド・ブラン。
これはまたプロ的なシャンパーニュが出てきた。
若い注目の醸造家のシャンパーニュである。
畑の区画ごとに最適の栽培法を取り入れ、醸造法も区画ごとに変えているという念の入りよう。
フレッシュでピュアなシャルドネの息遣いを感じる、素晴らしいブラン・ド・ブラン。
でも、今夜は飲み過ぎ。
まさか8種類ものシャンパーニュを飲むとは思ってもいなかった。
彼女も楽しいと言いながら、明らかに飲み過ぎ。
頬に赤味が差したそんな彼女が、たまらなく愛しい。
彼女に、「先に好きなものを取って」と言う。
彼女が取ってから、私が好きなものを取る。
すると、「あっ、それ、次に食べようと思っていたの」と彼女。
慌てて戻すと、「いいの。貴方が食べて」と言われ、再び手に取り口に運ぶ。
口いっぱいに甘い美味さが広がる。
飲み過ぎたが、こんな夜も良いものだ。
『オレキス』の皆さん、6周年、本当におめでとうございます。
これからも、素敵な料理とワインを楽しみにしています。



