白金高輪のフレンチの名店、『オレキス』の6周年記念パーティの続き。
五本目のシャンパーニュは、ロゼ。
シャンパーニュ・マーク・ブリュット、ロゼ。
このシャンパーニュは全くの初物。
調べてみたが、素性がわからない。
でもオーナー・ソムリエの春藤さんが選んだのだから、素晴らしいものに違いない。
濃い目の綺麗なロゼ。
フランボワーズのような甘酸っぱい香り。
口に含むと、ストロベリーのような味わい。
そして、しっかりとした辛口。
五本目でロゼを出して飲み口を変えるなんて、粋な選択。
シャンピニヨンが美味しそう。
今夜の主役はシャンパーニュ、そのシャンパーニュに合わせた料理のアレンジも楽しい。
大好きなメゾンのロゼが出された。
それにしても、春藤さんはいったい何種類のシャンパーニュを出すつもりなのだろう。
ボランジェ、ロゼ。
ボランジェは1829年創業の、ボランジェ一族が経営する名門メゾン。
ラ・グランダネは、ジェームズ・ボンドが愛するシャンパーニュとして有名。
このロゼは、スペシャル・キュヴェにピノ・ノワールの赤ワインを5~6%加えて造られている。
スペシャル・キュヴェのしっかりとしたベースに、グラン・クリュ畑のピノ・ノワールが加えられただけあって、熟成感に富んだ素晴らしい辛口。
「ボランジェのロゼは初めてだけど、とても好き」と彼女も嬉しそう。
「今度、久し振りにボランジェを飲みに行こうか」と私。
「久し振りに飲むなら、ペリエ・ジュエのベル・エポックが好い」と彼女。
どこまでも我儘な彼女なのです。
今夜はおつまみだけのはずだったが、この肉厚の真鯛はもう立派なメイン料理。
これで今夜のシャンパーニュも最後と思ったら、「ちょっと待って下さい」と春藤さん。
驚きの続きは、また明日。