彼女と参加した、白金高輪の『オレキス』での6周年記念パーティの続き。
大手のシャンパーニュが出された。
ドラモットは、1760年創立。
シャンパーニュで6番目に古いメゾンなのだ。
ローランペリエ・グループの傘下に属し、同じグループのサロンのセカンドとも呼ばれている。
すっきりと爽快で、バランスの良いシャンパーニュ。
セパージュは、シャルドネ50%、ピノ・ノワール30%、ピノ・ムニエ20%。
こうして続けて飲むと、それぞれのシャンパーニュの個性が良くわかって面白い。
彼女とセパージュを当ててみるのも楽しいものだ。
シャンパーニュに良く合う。
これは極めて美味い。
ルイ・ロデレール、ブリュット・プルミエ。
大手ではあるが、今でも家族経営を続ける、1776年創業の名門である。
1876年にロシア皇帝アレクサンドル2世に献上された特別なシャンパーニュが、ルイ・ロデレール最上のキュヴェ、クリスタルの起源となったことはあまりに有名な話し。
しっかりとした熟成感を持つルイ・ロデレールは、実は彼女が好きなシャンパーニュ。
その特徴は、長い熟成期間にある。
瓶詰め後4年の熟成を行い、澱引き後に更に6ヶ月の熟成を経て出荷されているのだ。
セパージュも、彼女の好みの黒ぶどう中心。
ピノ・ノワール56%、シャルドネ34%、ピノ・ムニエ10%。
それにしても今夜は随分飲んでいる。
私は6杯、彼女は4杯だが、春藤さんを見ると、まだ出しますよ、と悪戯っぽく微笑む。
さて、パテのおつまみもお腹に入れて、酔いを防ぐことにしよう。
さてさて、この素敵な夜はまだまだ続きます。