名古屋駅前のミッドランド・スクエアにある、『エノテカ・ムーロ』での夜の続き。
二本目に選んだ赤は、マルケ州のエルコレ・ヴェレノージが造る、ロッソ・ピチェーノ・スペリオーレ、イル・ブレッチャローロ、2009年。
ヴェレノージは、エルコレとアンジェラが1984年に創設したワイナリーで、今やマルケ州のリーダー的存在。
高品質で、コスト・パフォーマンス抜群のワイン造りを行っている。
フレッシュな果実味に溢れ、円やかなタンニンを持つミディアム・ボディ。
ぶどうはサンジョヴェーゼとモンテプルチアーノ。
24ヶ月のオーク樽での熟成を経て出荷されている。
2009年ヴィンテージは、丁度飲みごろのようだ。
友人との話しに夢中になっていたが、回りを観察してみると、男女のペアーが大部分で、二つのテーブルは女性の二人連れ。
男二人で食事をしているのは私達だけ。
何だか店内で急に浮いてしまったような気分になる。
牡蠣のオリーブオイル煮。
香ばしいガーリックの香りがたまらない。
ワインとの相性もすこぶる良い。
チーズをたっぷり掛けてもらう。
ところが、驚いたことに友人はチーズが苦手とのこと。
口ではゴメンと言いながら、心ではチーズたっぷりのサラダを独り占めできることにシメシメ。
さて、この次の展開は、また明日。