名古屋に旅した時のこと。
名古屋に住む友人と軽く食事をしようということになった。
待ち合わせ場所は名古屋駅前のミッドランド・スクエア。
駅から路一本を隔てた場所にあるので、東京に帰る日にも新幹線の時間をあまり気にせずに食事を楽しむことができるのだ。
店を指定したのは、私。
東京から来た人間が名古屋に住む友人に名古屋の店を指定するのもおかしな話だが、東京に帰るために時間が限られているのは私の方なので、我儘を聞いてもらったのだ。
ミッドランド・スクエアの4階にある『エノテカ・ムーロ』は、私の行きつけ。
新幹線の出発時間までに余裕があると、ここでワインを飲んでから乗車しているのだ。
まだ他に客はおらず、店も客を迎える準備に忙しい。
カウンターに席を取り、ワインと料理を選ぶ。
最初のワインは、シチリアのマンドラロッサ、シャルドネ、2011年。
このワインは、セッテソリの製品。
セッテソリは、ぶどう農家が集まって作る協同組合形式のワイナリー。
組合員2,300を擁し、畑は6,500haに及ぶ。
ぶどうの栽培管理に人口衛星を利用するなど、近代的で緻密な管理手法により、高品質のワインを生産している。
フルーティで果実味豊かだが、同時に程よい酸を持ち、料理にも良く合いそうだ。
なかなか美味いので、料理の注文を忘れどんどん飲んでしまう。
甘海老と鯵のサラダだ。
男二人での食事だが、彼女と食事をするときの癖で、ついつい私が二人の皿に料理を取り分けてしまう。
さて、白ワインをあっという間に飲み干してしまったので、赤を選ぶ。
この続きは、また明日。




