三種類目の酒は、磯自慢。
静岡県焼津市の磯自慢酒造が醸す、純米吟醸。
山田錦を50%まで磨き込んだ吟醸酒は、コクとキレを同時に併せ持つすばらしい仕上がり。
磯自慢は、1830年創業の伝統ある酒蔵であり、高品質の酒造りで人気となっている。

三皿目の魚は、太刀魚、寒鰤。
寒ブリは脂が乗っていて美味いし、軽く炙った肉厚の太刀魚も香ばしくて美味い。
『俵』は、単に刺身だけでなく、新鮮な食材に火を上手く使い、旨さを一層引き出している。
店に入った時に、この存在に気が付いていた。
ちょっと残酷な気もするが、活きたまま飲み込む喉越しが素晴らしい。
たまらなく美味く、日本酒が進む。
大トロとカワハギ。
カワハギの刺身の下、シャリの上には、肝が乗せられている。
白身と、鮑。
白身は何か忘れたが、もちろん美味い。
いや、ここではコノシロというべきか。
特に、この肉厚の平貝は最高。
案内してくれた友人に感謝の、小倉の鮨処、『俵』での美味しい夜でした。