『サバティーニ』でのジャパン・レストラン・ウィークの特別メニューを楽しむ。
二本目のワインは、シチリアの赤を選ぶ。
最初はトレンティーノのピノ・ネーロを選んだが、今夜のメイン料理を見て、選択を変えたのだ。
そのワインは、シチリアのタスカ・ダルメリータが造る、レガレアーリ、ネーロ・ダーヴォラ、2008年。
タスカ・ダルメリータはシチリアの名門で、ワイナリーの創立は1830年。
レガレアーリはこのワイナリーを代表する畑。
樹齢は40年を超えると言う。
ネーロ・ダーヴォラは、シチリアの地ぶどう。
トスカーナのサンジョヴェーゼ、ピエモンテのネッビオーロ、そしてカンパーニャのアリアニコに続く、イタリアを代表する赤ワイン用のぶどうのひとつである。
シチリアは南にあるので、あまり洗練されたワインが生産されていないように思われている方が居る。
ところが実際には、エトナ山のお陰で標高の高い冷涼な場所にあるぶどう畑が多い。
エトナ山は活火山で、高さは3,326mもあるのだ。
このネーロ・ダーヴォラも洗練された、豊かなぶどうの熟成感とタンニンを持つ素晴らしいワインである。
春の香りと苦みが嬉しい。
セコンドは、和牛ロース肉のタリアータ、バルサミコソース、ルッコラのサラダ仕立て。
タリアータは二人が好きな料理。
このメニューを見て、最初に選んでいたピノ・ネーロからネーロ・ダーヴォラに変更したのだ。
どれも食べたい好みのドルチェ。
6種類全てを食べたこともあるが、今はダイエット中なので3種類で我慢。
ストレート・ティーで楽しむ。
彼女も、今夜をもっと楽しみたいようだ。
そこで食後のグラッパを楽しむことにする。
フリウリ・ヴェネツィア・ジューリア州のベピ・トゾリーニが造る、チヴィディーナ・バリック。
樽熟成させた、グラッパである。
甘いヴァニラの香りを持ち、強いがとてもまろやか。
アルコール度数は、38度。
今夜は彼女もちょっと酔いが回ったようだ。
ほんのりと赤味がさした頬が美しい。
彼女と過ごす、六本木の素敵な夜でした。




